京都で途中下車の旅(聖護院・・・と金戒光明寺)

2月も半ばになりました。

先週末は、徳島への行き帰りに京都で途中下車しました。

毎年この時期に駅にある「京の冬の旅」というパンフレット。

何気なく手に取ったら、聖護院で初公開されるという弁才天尊のお姿にひとめぼれ。

その上品さは京雛のよう。これはぜひ実物を拝観したい!

当日は早めに東京を出て、新幹線で京都に向かいました。

 

京都に着いたらまず、駅の上で鯛茶漬けをいただきました。その後テキトーにバスを探して出発です。京都のバスは便利。何回でも乗れる1日乗車券(500円)もあるので、これを購入。

冬の京都は底冷えするだろうと思ったので、コートの下にはウルトラライトダウンを着込み、お寺ではタイツの上にさらにソックスを履くことにしました。

 

聖護院を目指してバスに乗っていると、空が鉛色になって雪が降り始めました。

ものすごい大きなボタン雪で、結晶が見えそうなくらいの雪片が、花びらのようにバスの窓に貼りついては、溶けていきます。

 

初めて訪れる聖護院には(文化財なのでもちろん写メ禁止)不動明王などの修験道に関する仏様が多く、また、豪華絢爛な狩野派の障壁画には圧倒されました。

美術館で見るのとはまた違う、現場の迫力です!

弁才天尊はもちろん拝むことができましたし、あまりお目にかかる機会のない宇賀神像も拝観することができました。このような仏像を、こんな近くで、こんなにゆっくり見られるなんて。ここまで来て良かった~。

 

お庭は写メを撮っても良いと言われたので、載せておきます。

市松模様のオシャレな庭で、梅の木にも庭にも雪が舞い、とても静かな空間でした。

 

特別公開のお寺は夕方4時までのところが多く、近くならもう1ヶ所くらい行けそうだったので、次は金戒光明寺を目指しました。

ところが、山門まで来た瞬間、広くてびっくり。

会津藩の軍隊が駐屯できたくらいなので、広くて当然なのですが、私はそこまで考えていなかった。ゆっくり回れなかったので、ちょっと残念でした。

仏像だけでなく、鎧・兜などの展示もあったため、寺院のようでもあり、お城のようでもあり、ちょっと変わった場所でした。

虎の描かれた襖絵は、トリックアートのようになっていて、これも楽しめました。

 

冬の京都は寒いけれど、静かにゆっくり回るのには良いです。

そのあと、徳島に行きましたが、徳島のお寺も寒かった・・・。