眉山とロープウェイ

お盆前は徳島に帰り、古い家の片づけをしたり、お寺にお墓参りに行ったりしました。

阿波踊り直前の徳島は、一年のうちで最も活気づく季節。

 

用事が一段落した夕方、ロープウェイで眉山の山頂まで登ってきました。

このロープウェイ、小さいゴンドラが2つ連なっていて「ひょうたんビュー」という名前。

ひょうたん号、ではなく、ひょうたんビュー号・・・なぜ・・・。

どうでもいいことを考えながら、レトロなゴンドラから周りを見回しているうちに、約6分で山頂に到着しました。

 

まず、夕日が沈んでいく方角のベンチに腰を下ろします。

南西の空では、雲が何か物言いたげに形を変え、そのうちにだんだんと薄桃色になり、日が沈んで群青色になりました。

少しさびしいけれど、心が落ち着く時間です。

 

人がたくさんいる北側のほうに目を向けると、見下ろす市街地には次々と灯りの数が増えていき、やがて夜を迎えました。

夜景には、もっと素敵なところもあると思うのですが、薄暮の時間、眉山の山頂から眺める景色は、私はなんとなく好きです。

 

吉野川や、遠くは淡路島のほうまで見える。

 

帰りに徳島駅まで歩く道すがら、新町川のLEDを眺めたり、演舞場の提灯を眺めたりしました。

今日15日は踊りの最終日、そして明日は新町川では灯籠流しが行われることでしょう。