古い家を片付ける

台風で大荒れだった神戸を経て、昨日まで徳島で家の片づけをしていました。

春から少しずつ進めていたのですが、私の力だけではなかなか進まず・・・。

 

最終的には業者さんにお願いして、一緒に、一気にやりました。

屈強な男性たちが、何日もかかって、やっと終了。

私も毎日埃だらけになりながら、頑張りましたよ~。

 

家もがらんとしていますが、私の心にもぽっかり穴が開いたようでした。

段ボール数箱にこじんまり納まってしまった荷物を見ていると、それは、四角い箱に入った骨壺のようにも見えました・・・。

 

すごい達成感とすごい虚脱感。

 

しばらく呆然と座り込んでいましたが、また立ち上がり、歩き始めないといけない。

生きている者は、生きていかなければならないのです。

 

夕食をとりに入ったレストランは、地方には珍しく、ピアノの生演奏が流れている店。静かなピアノの音が心に染み入りました。

 

この期間、暑くもなく、寒くもなく、雨もほとんど降らず、無事に進められて、そしてスケジュール通り終わったことに、心から感謝しています。

 

蚊だけが凄かったので、棄てようと思っていたガラスの灰皿の上で、残っていた蚊取り線香をガンガン焚いてしのぎました。

「こんな使い方もあるのか、オシャレだし、この灰皿は持って帰ろうかしら」と思っていたのですが、なぜだかその灰皿は割れてしまいました・・・。

 

「断捨離モード」になっていたため、全体的に処分し過ぎてしまったきらいもありますが、残せなかったものは、たぶん、もうご縁の無い物なのでしょう。

 

いろいろな供養もでき、忘れられないお彼岸になりました。