バーリ歌劇場のソリスト変更

まず、友人からの情報で、フリットリが日本に来られなくなったことを知りました。

えーー。

プロダクションのWebサイトを見ると、確かに

「レオノーラ役として出演予定だったバルバラ・フリットリは、気管支炎悪化の為来日が不可能となりました。ご理解賜りますようお願い申し上げます」

というお知らせが。

ガーン・・・。

 

「スケジュールの都合で、今年は日本でのマスター・クラスはできない」とは聞いていましたが、せめて舞台の上だけでもフリットリのレオノーラが観たかった・・・。

 

昨夏にマスター・クラスでお会いしたとき、今年『イル・トロヴァトーレ』で来日することをとても嬉しそうに教えてくれたフリットリ。

DVDで何度も何度も観たフリットリのレオノーラを、ついに生で観ることができる、と私も楽しみにしていたのですが。

 

あれほどのプロがどんなに気を付けていてもどうにもならないことがあるんだな、と思うと同時に、生の舞台の大変さ、その貴重さを、改めて感じました。

今回は養生され、またいつか聴かせていただけますように!

 

・・・とはいえ、昨日はテンションが下がりすぎて、なんとオペラに大遅刻してしまうという失態。

ほんと、もったいない・・・。

 

場面転換のタイミングで入れてもらえるので、待っている間にトイレに行ったところ、昨夏のマスター・クラスでご一緒したカオリさんとばったり!

もしかしたら、もやもやした気持ちを吹き飛ばすために、神様が会わせてくれた?

 

終演後は、オペラ談義をしながらの、思いがけず楽しい中華料理の夕食会となりました。

 

いろいろ思うところはありましたが、やはり生の舞台は面白く、日本に居ながらにしてイタリアの歌劇場の音楽に触れる機会は贅沢です。

何よりも、ヴェルディの『イル・トロヴァトーレ』というオペラは音楽が素晴らしい、と再認識しました。